ここでは、Proxomitron 付属のウェブフィルタができることについて簡単に解説しています。注意してほしいのですが、新しいフィルタはどんどん追加されていますし、進化していますので、このリストがすべてを網羅しているとは限りません。
Banner Replacer: このルールは、広告のバナーを枠に囲まれた透明な .GIF 画像に置き換えます。できるだけオリジナルに近いレイアウトを保つようにしますし、また、画像をあなた自身が用意したものに置き換える良い例にもなっています。実際に、このルールはあなたのお好きな画像を使用するようにカスタマイズすることができます。別の画像に置き換えるには、 の部分をその画像がある URL に書き換えてください。
注意: ほとんどすべてのバナーフィルタは、AdList ブロックファイルを使用しています。もしブロックしたい新しい広告を見つけた場合は、それを ブロックファイルに追加 してください。
Banner Blaster (limit text): これはメインになる広告フィルタリングルールです。広告と思われるすべての画像を取り去り、テキストのリンクに置き換えます(画像に ALT テキストがあれば、それを使用します)。これは非常に効果的です。置き換えられた広告もクリックできるようにしますので、機能は損なわれません。このバージョンは、使用する ALT テキストの量を、リンクが長くなりすぎないよう制限しています。
Banner Blaster (full text): 上のフィルタと同じものですが、使用する ALT テキストの長さに制限がありません。これと上のフィルタのどちらか一つを使用してください(両方同時には使用しないでください)。
DOM Banner Blaster & DOM container killer: これらは、上記の "banner blaster" シリーズの代替案です。この2つのフィルタは常に両方一緒に使用します。また、他の banner blaster は無効にした方がよい結果を得られるでしょう。こちらは最近のブラウザで使うことのできる DOM (document object model) JavaScript 機能を使用して、広告だけでなく、それを囲んでいるスペースも取り除きます。場合によってはこちらの方がよりコンパクトな結果を得られるでしょう。このプロセスはカスタマイズすることができます。 DomConKiller.txt を参照してください。
Area Map Ad Blaster parts 1 & 2: これはエリアマップを使用した広告を消すためにデザインされたフィルタで、2つに分かれています。エリアマップは通常のバナーと異なり、複数のリンクが含まれていることがあります。最初のルールは banner blaster と同じように働き、見つかった最初のリンクをテキストに置き換えます。もしこれが単独で使用された場合は、最初のリンクだけが変換されます。もし part 2 を part 1 と同時に使用した場合、エリアマップに含まれる他のリンクもテキストに変換し、広告としての機能を完全に残します。
Kill JavaScript Banners: 多くの新しいバナーは、JavaScript によって動的に生成されています。こういった新しいバナーは、多くの場合それ以前のものよりもずっと侵略的です。このフィルタは、広告配信ホストへアクセスしていたり、よく使われるバナーのテクニックが含まれた JavaScript を無効にするようデザインされています。
Kill specific Java applets: このフィルタは特定の java アプレットを消すようにデザインされています。新しいアプレットは、そのクラス名を以下のように追加していくことで消すことができます...
*code=$AV((class1|class2|class3|etc.).*)
Flash animation killer: フラッシュアニメーションを、クリック可能なリンクに変換します。
Counter Killer: 多くのウェブページカウンタを削除します ―― カウンタは、それが更新されるのを待たされたりする場合に、ページ全体が表示されるのを遅らせることがあります。
Kill off-site Images: このフィルタは、元のウェブページとは別のサーバから送られてくる画像を消します。このフィルタ単独でも多くの広告を消すことができますが、これは想定しているよりも多くのものを消してしまうことがあります ―― これは強力な銃ですから、慎重に使用してください。
私は、ポップアップをどのように広告まで停止するのですか?
Kill all Images on selected pages: このフィルタは、"NoImages" のブロックリストに記述されているページで、画像をすべて消してしまいます。もしあなたがそのサイトの生の情報だけに興味があって、素敵な画像なんかはどうでもいいという場合、その URL をこのリストに追加することができます。
Un-Prefix URLs: 多くのサイト(特にサーチエンジン)では、「リダイレクタ」の CGI スクリプトを通すことで、あなたがどのリンクをクリックしたのか追跡しようとしています。これは、実際の URL がある種の「プレフィクス(前に置かれた文)」の後に埋め込まれていることで、見抜くことができます。例えば...
このフィルタはそのようなプレフィクスを取り除くことで、追跡を防ぐだけでなく、リンクが素早く反応するようにもなります。これをサイトで使うためには、そのページをフィルタの URL マッチに追加してください。いくつかのものはデフォルトで入っていますが、安全のために、このルールはあなたが適用すると決めたサイトだけで適用されるようになっています。
Webpage Background Killer: ウェブページのメインの背景画像を取り除きますが、他のもの(テーブルの背景画像など)はそのまま残します。
Webpage Background Replacer: すべてのウェブページで、背景に好きな画像を使用するようにします。置換テキストをあなたのお好きな画像を指すように書き換えてください ―― 上記の "Banner Replacer" と同じ方法です。
Kill All Backgrounds (even tables): すべての背景画像を取り除きます。テーブル内のものについてもです。
Sounds to links: すべての
Sound Silencer: さらに積極的に、ほとんどの音声と MIDI ファイルを削除し、リンクも残しません。
Embedded MIDI Silencer: 自動的に再生されたり、隠されていたりする MIDI ファイルを、見えるようにして自動再生もしないようにします。望んだときにだけ再生するようにできます!
Blink Buster (Blink to Bold):
Freeze font's face: font タグから "face" アトリビュートを取り除きます: あまり好きではなかったり、インストールしていないフォントが使用されるのを防ぐことができます。
Onload unloader: Onload というのは、スクリプト(またはポップアップウィンドウ)の自動実行に使われる方法の一つです。これはおすすめのフィルタの一つですが、一部のページでは問題が発生します。もしあるページの機能がうまく働かない場合(特にドロップダウンメニューなど)、このフィルタがそのサイトでは無効になるよう設定してみてください。
OnUnload unloader: "CyberDude" によって提供されたこのルールは、とても役に立ちます。OnUnload は、あなたがそのウェブページを 離れる ときに実行されます。広告のポップアップを表示するのに使われる陰険なタグです ―― これでまな板行きの犠牲者一丁上がりということになってしまいます。実際のところ、このルールを下にある "Kill All pop-up windows" と "Restore pop-up windows after page loads" と併用した場合、適切なポップアップウィンドウを働かせつつ、ほとんど全ての "spam" なポップアップウィンドウを殺すことができます。
Kill All pop-up windows: JavaScript ポップアップウィンドウにはもうさよならです。これは Proxomitron のメインになるポップアップルールで、他のルールが働くためにも必要になります。多くの場合、あなたは下の2つのルールどちらかと併用することになると思います。しかし、これを単独で使用した場合には、全てのポップアップを完全に無効にします。
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Restore pop-up windows after page loads: これを上のルールと併用した場合、このフィルタは、ページのロードが完了してポップアップのリンクをクリックした時点で、ポップアップウィンドウを再び有効にします。このフィルタは以前のバージョンの Proxomitron から変更され、マウスのクリックから最大2秒後になってからウィンドウを開きます。このアイディアは、「良い」ポップアップウィンドウを生かしつつ、その迷惑な親類は防ぐというものです。注意して欲しいのですが、このフィルタは "Kill all pop-up windows" と一緒に使用しなければなりません。両方が有効になっていることを確認してください。
Force pop-ups to have browser controls: このフィルタは、全てのポップアップウィンドウが基本的なブラウザコントロール(ロケーションバー、「進む」「戻る」ボタン、ステータスバーなど)を持つようにするフィルタです。これは、ポップアップを閉じたりリサイズしたりするのを妨げようとしているサイトで役に立つでしょう。これが働くためには、"Kill all pop-up windows" と "Restore pop-up windows after page loads" が有効になっている必要があります。
高度な情報: 実際に含める機能は、Proxomitron の HTML フォルダにある WindowOpen.js ファイルを編集することで調整することができます。PrxWOA() ファンクションにある xatr という名前の変数を見てみてください。
Link De-Obfuscator: もしあなたが、あるページでリンクをポイントした際に、実際の URL がステータスバーに表示されるのを隠されるのが嫌いならば、このルールを使って隠されないようにすることができます。
Anti-Auto-Refresher: ページが「自動的に更新」されるのを防ぎます。広告を頻繁に更新するために使用されています。デフォルトでは短時間の更新(5秒以下)の場合、通常は新しいページに移動するために使用されるものですので、許可しています。しかし、フィルタの [#5:*] の部分を書き換えることで、調整することができます。このルールでは、必要な場合に手動で更新できるようリンクを作成します。
Wordwrap all form textboxes: 全てのテキスト入力フォームでワードラップが働くようにします。いくつかのウェブ掲示板に投稿する際に必要です。
GeoCities branding killer: GeoCities にあるページのロゴ表示を停止するのに特化されています。下にある "Kill add-on JavaScripts" はこれと同じことをしてくれますし、それ以上のこともできますので、ご覧ください。
Kill add-on JavaScripts: 私はこれがとても役に立つと思っています ―― これはウェブページの最後に付け加えられた JavaScript を取り除きます。通常、そういったスクリプトはフリーのウェブスペースプロバイダによって付け加えられたもので、広告をポップアップしたり、もっと酷い場合にはウェブページに彼らのロゴを焼き付けたりするのに使用されています。このようなページをもっと快適に訪れましょう。
Suppress all JavaScript errors: JavaScript のエラーメッセージがポップアップするのを防ぎます。いつもたくさんのスクリプトが、JavaScript 自体の問題でエラーを出し続けているように思われるので、常時使用するのがいいでしょう。また、他のルールのせいで JavaScript がうまく働かなくなった場合に備えることにもなります。注意:多くの新しいブラウザは、その設定からこれと同じことをできるようになっています。
Kill alert/confirm boxes: OK を押すと先に進みます、といった JavaScript のポップアップメッセージを表示しないようにします。しばしば、ある種の否認声明文などに使用されています。
Stop browser window resizing: このフィルタは、ブラウザのウィンドウサイズを変えたり、位置を変えたりする JavaScript を無効にします(勝手にフルスクリーンにしたりするために使用されています)。
Stop status bar scrollers: テキストをステータスバーに送る JavaScript のコマンドを無効にします。ステータスバーでテキストがスクロールするなど、ろくでもないものを除去します。
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Kill Dynamic HTML JavaScripts: Dynamic HTML が、広告を更新したり、その他あなたを苛立たせること以外には使われていない、なんていうのはよくあることです。このルールはいくつかの DHTML のコマンドを停止します。しかし、これは注意深く使用してください。いくつかのページでは、実際にドロップダウンメニューなどで dynamic HTML を使用しています。
Stop JavaScript Timers: タイマーを使用した全ての JavaScript イベントを停止します。これは、多くの JavaScript ベースのアニメーションを停止するのに加えて、ステータスバーのスクロールや定期的な広告の更新を停止するのに、効果的な方法の一つです。
Stop JavaScript Redirects: 他のページにリダイレクトする JavaScript のコマンドを無効にします。ときどき、スポンサーページへ行くのを「強制」されたり、ディープリンクを防ぐためのくだらない仕掛けのために使用されています。しかし、一部のサイトではこれをナビゲーションのために使用しているかもしれません。
Disable JavaScript: JavaScript を停止します ―― これをうまく使うコツは、このフィルタの URL マッチを使用して、選択したページでだけ JavaScript を無効にすることです。
Kill Nosey JavaScripts: 悪い質問をする JavaScript をすべて禁止します! 礼儀正しい人々であれば使用しないような「行儀の悪い」ファンクションやプロパティのリストを含んでいます(referrer、cookies、history などを含みます)。JavaScript があなたやあなたのコンピュータについての個人的な情報を漏らすのを防ぐことができます。もちろん、あなたが公開しても良いと思うものについては、リストをカスタマイズすることができます。
Disable JavaScript (and Meta) cookies: JavaScript と META タグが cookie をセットしたり読んだりするのを防ぎます。CookieList を使用して、特定のサイトを例外にすることができます。
Hide Browser's Referrer from JS: "referrer" はブラウザがもっとも情報を漏らしているものです。referrer のリストを見れば、あなたが最後に訪れたサイトを知られるだけでなく、それがメールやハードディスク内のリンクをクリックしたものであるか、さらにはもっと個人的な情報を知られるかもしれないのです! これは通常は "Referer" という HTTP ヘッダで漏らされているものですが、JavaScript も同様にこの情報を知るために使用することができます。
Hide Browser's Version from JS: JavaScript にあなたが古いバージョンのブラウザを使っていると思わせておきましょう。そうすれば JavaScript が「進んだ」方法であなたを苛立たせることを防ぐことができます。マウスが上に来ると画像を変更させる機能を防ぐのにも役立ちます。
Hide Browser's Identity from JS: ブラウザから JavaScript に渡される名前を変更します。奴らを混乱させてやりましょう。
Allow right mouse click: ブラウザの右クリックメニューを無効にするためによく使われている、うっとうしい JavaScript のトリックを禁止します。
Kill window.external methods: これらの JavaScript コマンドは、ウェブページの外にまで口を出そうとします。これらはブックマークを変更したり、さらにひどいことまでできるのです。このフィルタはそのような干渉を防ぐのに役立ちます。
Stop OnMouseOver events: マウスをリンクの上に持ってきたときに起こるイベントを禁止します。時間を節約できますし、だいたいにおいてこれらは表面的なことに使われることが多いのです。
Frame Jumper-Outer: 私が大嫌いなのは、あるページのリンクをクリックすると、現在のページのフレームの中に新しいページが読み込まれることです。これは「他人のフレームに取り込まれて身動きがとれなくなる」ものとして知られています。こんなのは元のページの貧困なデザインの反映です。このルールはこの問題に対して非常に効果的に働きます。
Kill Style Sheets: これは流行を追わない人向けです。これはスタイル・シートを無効にします(個々のスタイルタグには影響しません)。
Kill Layers: レイヤー ―― Netscape が考え出した中でもっとも役に立たないアイディア。誰かが愚かにもこれを使うのをやめさせましょう。
iFrame/iLayer to link: Internet Explorer の「浮き」フレームと Netscape の浮きレイヤーを通常のリンクに変換します。これはそのようなフレームに他のブラウザでアクセスするのを可能にします。しかし、多くの広告はこの浮きフレームに囲まれているので、IE ユーザにとっても有効 でしょう。これは全てのブラウザにサポートされているわけではないので、ページが浮きフレームに頼ることはあまりありませんし、まともな使い方をされることは滅多にありません。
Frame Exploder: フレームが使用されているページで、それぞれのフレームを新しいウィンドウで表示します。私はこれが使いやすいとは言いませんが、えー……興味深くはあります。
Kill top of page frame: ページのトップにある細いフレームを閉じ、広いスクリーンを使えるようにします。これはよく広告やヘッダのために使用されています。もしこれを下の "Allow for frame resizeing" フィルタと併用した場合、必要な場合にはフレームをドラッグして開くことができます。
Kill bottom of page frame: "Kill top of page frame" と同じアイディアですが、こちらはページの最下部にあるフレーム用です。どちらのフィルタでも、閉じるフレームの高さの範囲を調整することができます。たとえば、[#10:100] は 10 から 100 ピクセルの高さのフレームを閉じます。
Allow for frame resizing: なかなか便利なルールです。これは全てのフレームを「リサイズ可能」にし、半分隠れたフレームを見えるようにしたり、広告で無駄なスペースを取り戻したりできるようになります。
DeFramer: あなたのブラウザがフレームをサポートしていないかのように振る舞わせます。フレームなしバージョンがあれば、それを見ることができます。
Convert Frames to Links: それぞれのフレームに対するリンクを作成します。フレームで操作するページのために、上のルールと併用してください。フレーム非対応ブラウザで、「フレームオンリー」なサイトを見ることができるようになります。
DeTabler: ウェブページから全てのテーブルを取り除きます。これはページのレイアウトを大幅に変更してしまうので、いつも使いたいようなフィルタではないと思いますが、テーブルに大量の項目があるせいで表示に時間がかかりすぎるような場合には便利に使えます。注意:このフィルタは以前のリリースにあった2つのルールを合わせて1つにしたものです。
Table width unlimiter: テーブルが、広い横幅に固定されるのを禁止します。ページを、想定されているよりも小さいウィンドウで見るときに役に立ちます。
Skinnier Table Border: とんでもなく広いテーブルの枠が使われるのを防ぎます。ちょっとした見た目の調整です。
Kill anti-cache meta tags: ウェブページによって、ブラウザのキャッシングが防がれるのを禁止するルールです。キャッシングが阻害されると、ページを何度もリロードしなければならないので、ブラウジングが遅くなります(また、これは新しい広告を強制的に表示させるために使用される一般的な方法の一つでもあります)。しかし、あなたが本当にキャッシュに蓄えたくないと思うようなページはほんの少ししか無いと思います。それは通常、頻繁に更新され、常に最新の情報にアクセスしたくなるようなページでしょう。
Webpage Comment Viewer: このフィルタは HTML のソースに隠されたコメントを表示するフィルタです。いつも使いたいようなフィルタではないかもしれませんが、面白く使えるかもしれません。
Foreign content-type filter: ページのキャラクタセットを設定する META タグを取り除きます。通常この設定は役に立つものですが、ときには邪魔になることもあります ―― 特にあなたが必要なフォントをインストールしていないような場合には。(訳注:日本語環境では、このフィルタは使用しないことをおすすめします。)
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